「それってEDなんじゃない?」、そんな友達の軽い冗談がきっかけでした。
何気ないおしゃべりの中でつい「最近彼の様子が変なの」と打ち明けてしまったのは、やっぱり彼の浮気を心配していたから。さすがに「愛されていないのかも」とまでは言えなかったけど。そもそも彼とわたしが付き合うようなったのは、この友達から彼を紹介してもらったのがきっかけでした。会社の同僚だという彼をわたしに紹介してくれる気になったのは、わたしと彼の映画の趣味が合うんじゃないかな、そんな軽い気持ちからだったのだとか。
「浮気なんかできるわけないよ。あんなに忙しかったらそんな時間ないって。結構ストレス溜まってんじゃないかな」。そんな話の流れから、友達が冗談っぽく「ストレス溜まるとセックスする気にもならないらしいよ。いわゆるEDってやつよ」。「えっ?何それ?EDって、だって“できない”ってことなんでしょ?」。「いや、それがそんなに単純なものじゃないらしいのよ。わたしも最近知ったんだけどね…」。
そうやって話してくれる彼女の情報を聞きながら、わたしは大きな手帳を手に深いため息をつく彼の姿を思い出していました。そして、彼女が語ってくれたEDに関する情報が、後々彼とわたしを救ってくれることになったのです。
『性欲はあるし興奮もするのに、なかなか勃起しない』
『やっと勃起したと思ったのに、あまり持続しない』
『勃起はするけれども、あまり硬くならなくて…』
『挿入できても勃起が続かず柔らかくなってしまい抜けてしまう』
『いつもダメなわけではないけど、時々できなくなる』
『セックスのとき、ちゃんとできるかどうか不安にあるときがある』
これら、すべてがEDつまり勃起障害を疑い得る症状だってこと、信じられますか?
つまり、勃起が起こらないなどの状態はもちろん、勃起した場合でも硬さが十分ではない、勃起した状態が維持できないなど、満足なセックスが行えるだけの勃起が得られない状態でも、充分に「EDである」といえる、というのです。
初めて知ったEDの真実に、わたしはショックを受けました。「彼はわたしを愛せない、っていうわけではないのよね?」、そう言い聞かせ、そして同時に「これって…男性だけの問題じゃないんじゃないの?」、そう感じたのです。